MANABLOG

会社を退職して独立への道を進んでいる25歳。趣味は合唱と指揮と20世紀前後のオペラ歌手鑑賞。

1日17時間働く弟が「自分は調理人だから仕方ない」というけど、それは絶対におかしいでしょう。

つらいと思うなら辞めればいい。

ぼくには六つ下の弟がいます。

彼は4月から中華料理の料理人として働いていて、実家を出て寮生活を送っています。

そんな彼が、4月に入ってからの自分の生活を話してくれました。

 

1日17時間ぶっ続けで働いて、休憩なし。でも料理の世界だから仕方ないんだ。」と。

 

いやいや、おかしいでしょソレ。

料理の世界だろうがなんだろうが、1日17時間とか頭おかしすぎです。しかも休憩なしとかどゆこと? という。

新人だから、朝早く仕込みに出て、夜は店の片づけがあるため、帰ってくるのは夜1時なんだとか。

定休日というものはなく、5日に1日程度休みがあるとかないとか。

今日はその休みだったようです。

 

で、聞くに堪えなかったので、とりあえず彼に言いました。

「その職場辞めたら?」

すると、まぁ想像に難くない返事が返ってきます。

「まぁ調理の世界なんて最初はこんなもんだから……。」

 

いや、まぁね、そう思うのは構わないよ。

ただね、君の今の働き方ってのは決してほめられたものじゃない。

何より、いまの君の話には「とても大変なんだよ!」というオーラが出ているからね。

 

ぼくは喉まで出かかった言葉をのみました。

 

 

料理人だから仕方がないというのは思考停止じゃない?

まさにこう思います。

 

我が家は、母が調理師学校を出ていて、母の弟が中卒で寿司の料理人になっているんですね。

ですから、家族で弟の職場の話をすると「調理師なんてそんなもんだよ、つらくて当たり前」という空気が流れくるんですよ、母の方から。

で、弟も母に同調しているのか、自分は立派な料理人になるんだから~といった風に話しだすんです。一方では、自分は大変なんだぜ風を出しながら。

 

この流れを見るたびに、「料理人だから仕方がない」なんて、ただの思考停止でしょ。

考えるの諦めてるだけじゃん、と思わずにはいられないんです。

 

これはちょうど、「管理職だから残業は仕方ない」という言葉を上司の口から聞いたときに思った感情と似ています。その時もやっぱり、仕方がないってなんだよ、思考停止の言い訳してんなよ、と思いました。

 

なぜ料理人になるのか、例えば人間国宝みたいになるんなら話は別なのかもしれませんが、そうでなく、自分の店を持ちたいとかそういう場合でしたら、もっと手段はあると思うんですよね。

今は会社を1年でやめたって、生計を立てていける時代です。

ましてや、インターネットやら交通機関やら、これだけ世界中が近くなっているんですから、やり方なんていくらでもあるはずです。

そして、それを探そうとしないで、現状に文句を言っているのはただの思考停止にしか見えません。

 

けど、ぼくはなにも言いません。

ということを考えても、決して弟に話そうとは思いません。

これは弟だから話さないのではなく、同じような話を友人から聞かされたって話そうとは思いません。

 

言っても聞かないからです。

 

他人は変えられない、変えられるのは自分だけ。

ということは、これまでの人生でいやってほどに思い知らされてきました。

 

人の言葉では他人は変えられないのです、できるのは、せいぜいそのきっかけを作ってあげることくらい。

最後に決めるのは、いつだってその人自身です。

 

ということで、ぼくは弟のためにも、早く十分な事業規模に達することができるよう書きまくります。

そして、こういう生き方だって選べるんだぜってことを見せてあげるんです。

 

そうすれば、今の社会に対して、いくらか役に立つ存在になれるのではと思っているのです。

 

(おわり)