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MANABLOG

会社を退職して独立への道を進んでいる25歳。趣味は合唱と指揮と20世紀前後のオペラ歌手鑑賞。

指揮者は得てしてナルシスト。だからナルシストのみなさんは指揮者になれる資質を持っています。

音楽のコト

自分が指揮者をやっていたこともあって、「あぁこの指揮者はできる人だな」とか「あぁこの指揮者は……」と思うことがよくあります。
というか指揮者をみると、無意識に判断している自分がいます。

ということで、指揮者に向いている人ってどんな人? その特性を挙げていきます。

 

指揮者に向いている人

1.自分のことが好き、というかナルシスト

指揮者をやる人はみんなナルシストです。

正面切って「ナルシストですか?」と聞いたら「いやいや、そんな」と言う人もいるかもしれませんが、大体ナルシストです。

言葉には出さないだけで、絶対自分のこと好きですよ。

というかナルシストくらいじゃないとやっていけないです、指揮者なんて。

 

だって、数十数百の演奏者に対して「俺の音楽はこう。だからみんな、その通り演奏してくれ」とか言ってるわけですよ。

もし違う演奏していたら「それ、違います」とか言っちゃうわけです。

こんなの、相当に自信があって、ジブンスキー人間じゃないとできない芸当です。

 

ですから、あなたがナルシストであれば指揮者になれる第一の資質を持っています。

 

 

2.自分の考えを持っている

自分の考えを持っていて、かつそれを貫ける人です。

「ここの部分は、こういった風に音楽を作りたいと思うんだけど」と主張できる人は指揮者の第2の資質を持っています。

「わたしはそうは思わないんだけど」と言われたときに、「え、どうしようどうしよう。えー、不安になってきた;;」ってならない人です。

 

でもこれ、誤解されやすいんですよね。

自分の考えを持っていて、かつそれを貫くのは大切なんですけど、
周囲の意見も聞き入れる姿勢を持っていないといけません。

演奏者だって一人の人間ですから、各部分に対する思いがあるわけです。
ですから当然、「わたしはこう思うんだけど」という意見が出てきます。
その時にきちんと聞く耳を持つこと。

その意見が自分のものとは正反対のものであっても、一度は受け止めること。

こういう姿勢が必要なんです。

一言でまとめると、頑固はアカンってことですね。

 

このことを、ぼくの尊敬する先輩指揮者はこう表現していました。

自信満々に謙虚でいろよ」と。

 

3.他人とズレている

考え方もそうですし、発言するタイミングもそうです。
指揮者には、他の人とはちょっと違う、ズレたナニカが求められます。

 

普通の思考回路からは、無難な発想しか生まれてきません。
そして、無難な発想からは、無難な音楽しか生まれてきません。

 

それじゃあつまらないんですよ。
それじゃあ、指揮者が前に立つ意味はないんです。

あなたは、あなた独自の考え、音楽を発信しなくてはなりません。
そうやって初めて、あなたが指揮台に立つ意味が生まれるんです。

 

4.前向きな性格

前向きな性格の人は、発言も前向きなものが多いです。

それすなわち、練習指導のときに、前向きな発言をできるということです。

 

「演奏会まであと5日しかないのに、なんでこんなこともできないんだ!」
とヒステリックになる指揮者と、

演奏会まであと5日もありますからね、まぁなんとかなるでしょう!
とドンと構える指揮者。

この2者がいたら、演奏者が付いていきたいと思うのは、後者ですよね。

「なんでこんなこともできないんだ!」とか言われてもしゃーないですもんね。

 

これは極端な例ですけど、たとえば否定語を使わないとか、九悪くても残りの一をきちんとほめてくれるとか、そういうところに気を配れる人は、演奏者から信頼を得られる指揮者になれます。

 

5.音楽に対して情熱を持っている

これはいわずもがな。
演奏者のだれにも負けない理想の音楽を持ち、それに対して研究を惜しまない姿勢を持っていられる人は、良い指揮者になれます。

これは抽象的であるがゆえに、非常に難しいです。

理想の音楽なんてゴールがありませんし、ゴールがないものに対して研究をし続けなければいけないわけですから、並大抵の情熱では途中で力尽きます。

これを、苦痛や義務ではなく、楽しみとして取り組める人、そんな人は良い指揮者になれるんじゃないでしょうか。

 

まとめ

指揮者に向いている人の特性を5つほど挙げました。

あなたは何個当てはまっていましたか?

 

指揮者と言うと、音感が優れていたり、ピアノが弾けたり、音楽知識があったりと、そういう面にばかり目が向きがちです。

ですが、その指揮者の善し悪しを決めるのは、上記のような情熱であったり、自信であったり、そういう内的なものです。

ですので「あれ? 結構指揮者向いてるんじゃね?」と思ったあなたは、ぜひ指揮者の道への第一歩を踏み出してみてください。

 

道は果てしなく遠く、かつ険しいですが(笑)

 

(おわり)