MANABLOG

会社を退職して独立への道を進んでいる25歳。趣味は合唱と指揮と20世紀前後のオペラ歌手鑑賞。

やらない善より、やる偽善

f:id:asa221b:20160718223829j:plain

 

「やらない善より、やる偽善」

 

これは、かの有名なロックベル夫婦の言葉です。

 

単行本確認していないので、

もしかしたらビミョーに間違ってるかもですが、

まぁニュアンスは大体あっているでしょう(雑)

 

一応ハガレンを知らない人のために、

これがどういう状況で発せられた言葉か説明すると…

 

この言葉は、

AとBという国が戦争をしていて、

とある地域へのA国の攻撃によって、B国に負傷者が出ました。

 

で、その時に、B国の負傷者の手当てをしたのが

A国のお医者さん(ロックベル夫婦)だったんですね。

 

B国の人間にけがを負わせたA国の人間が、

なぜかB国の人間の手当てをしている、というわけです。

 

もちろん、A国の人間であるロックベル夫婦は、

攻撃には一切加担していませんし、

治療をしているのも、医者としての使命感からです。

 

ですが、

B国の人間からしてみれば、

やっぱり気に食わないと思う人もいるわけですね。

 

そこで、とあるB国の人が、ロックベル夫婦に言うわけです。

 

「こんな偽善やめちまえ」的なことを。

 

で、その言葉に対して、ロックベル夫婦が返したのが、

タイトルの言葉なんですね。

 

「やらない善より、やる偽善」と。

 

 

で、この言葉っていうのは、

僕に結構なインパクトを与えています。

 

というのも、少し趣旨がずれるんですけど、

かつてこんなことがありました。

 

 

===

僕が中学3年生の時の事です。

 

同じクラスに、小学校のころから好きだった子がいました。

 

その子は勝ち気で、明るくて、運動も出来たりする、

まぁ元気な子でした。

 

その子とは、小学校の時は一緒に遊んだり、

気軽に話をできるくらいには仲が良かったんですが、

中学校に入り、途中クラスも変わってしまった事から、

なかなか話しかけづらい感じになってしまいました。

 

当時は中2病全開!みたいなところがあったので、

それが大きく影響していると思われます。笑

 

で、話は戻って、

彼女は、僕とは家が離れていたので、

学校には、僕とは違う通学路で通っていました。

 

つまり普段は、学校を出てしまうと、

すぐに違う道で登下校をしていたんです。

 

とある秋の日の朝、そんな彼女がなぜか、

僕の通学路で、僕の20mくらい前を歩いていました。

 

「はて…?あれは○○か?」

 

近くまで近寄ってみると、やっぱり本人です。

 

「なんでこっちの通学路なんだ?」

 

疑問符が沢山浮かんできます。

 

しかも、下を向いて

THE 落ち込みモード

と言わんばかりの様子で歩いているのです。

 

で、本来なら、というか今の僕なら普通に

「おはよー、どうしたの?」

と声を掛けるのですが………

 

が……

 

先ほども説明したように、

僕は当時中2病真っ盛りでした。

 

自分の好きな女子と、おしゃべりしながら登校する

 

し か も

 

大丈夫かい?なんて声を掛けている

 

となると、当時の僕にはめちゃくちゃハードルが高く感じました。

 

これは、なかなか他の人に分かってもらえないかもなんですが、

当時の僕にとって、女子と話しているのを誰かに見られると、

その子の事が好きなんじゃないかって噂されるのが嫌だったんですね。

 

それは、恥ずかしいって気持ちがあったのかもしれませんし、

自分の本心がバレてしまうのが怖いとか、

巡り巡って本人の耳に入って、間接的にフラれるのが怖いとか、

そういうのがあったのかもしれません。

 

まぁなんにせよ、

当時の僕には、その場で彼女に話しかける勇気はなかったんですよ。

 

で、あろうことか、

彼女の脇を、彼女を無視するような形で、スーッと登校してしまったんです。

 

(もしタイムマシンがあったら、

一番にやり直しさせたい思い出の一つです。)

 

彼女の脇を通り抜けて、

その日はそのまま投稿してしまいました。

 

もちろん学校の中でも、その子と話をする事は無く、

その日は終了してしまいます。

 

 

下校時間はさすがに重ならなかったようで、

彼女とすれ違う事はありませんでした。

 

その後も、何度か登校中に彼女の後姿を見かけましたが、

如何せん僕は声を掛けることができず、

かといって、無視して脇を通り抜けてしまうのもあれなので、

適当な距離もとりながら、後ろを歩いて登校していました。

 

それは1か月間くらいだったでしょうか、

何週間か経つと、通学路で彼女を見ることは無くなりました。

 

学校には来ていたので、通学路が変わったものと思われます。

 

で、その子とは特に発展もなく、卒業を迎えます。

自分の気持ちを伝えることもなく、

彼女と目立った会話をした覚えもありません。

 

そんな、なぁなぁな感じで中学校を卒業したのです。

 

それから1年ほどたって、母からこんな話を聞きました。

 

母「○○ちゃんさ、高校中退したんだって。」

 

僕「え!?」

 

母「なんかね、あんたが中3の時に、

あの子の家で、お父さんとお母さんの離婚騒ぎがあったんだって。

 

結局二人は離婚しちゃって、

○○ちゃんはお母さんと一緒に別の住まいに移ったみたい。

 

で、そこから◇◇に進学したんだけど、

やっぱり荒れちゃったみたいで、高校やめちゃったんだってさ。」

 

僕「そ、そうなんだ~。」

 

母「で、名前は知らないんだけど、

あんたの上のなんとかって先輩と付き合って、

同棲してるとかなんとかって話だよ。」

 

僕「へ、へ~、それは大変だねぇ…」

 

と、こんなやり取りをしました。

 

うちの母は、その性格からか、

僕の同級生と仲が良く?、数名の女子からはニックネームで呼ばれているほどでした。

 

その中には、彼女も入っており、

彼女とのお母さんとも仲が良かったようです。

 

そういうつながりもあって、

情報が入ってきたのかもしれません。

 

 

で、、、

そのやり取りをしながら、

僕は呆然としました。

 

あの、通学路が日は、

両親の不仲が原因で、一時的な別居状態から生じたものだったのです。

 

落ち込んでいるように見えたのは、

疑う余地のないくらい、まさにその通りだったのです。

 

そんな彼女の脇を、

僕は黙って通り過ぎて行ってしまった。

 

後姿を見かけながらも、声を掛けずに歩いてしまった。

 

当時は、そのバックグラウンドなぞ知る由もないので、

それを理由に責めるのはちょっと当てがずれるのですが、

 

それでも、

自分の好きな女の子が、めちゃくちゃ困っているときに、

自分のつまらないプライドみたいなものを守らんがために、

一切何もしなかった、できなかった、というのは、

とても大きなショックでした。

 

そして、後悔しました。

 

なんであの時、一言声を掛けてあげなかったんだろう、と。

 

なんで、自分のつまらない見栄みたいなのを優先してしまったんだろう、と。

 

もうめちゃくちゃ後悔しました。

 

それは、彼女と話す機会を設けたかったから、なんて気持ちではなく、

ただ単純に、何かしら力になってあげたかった、

相談に乗ってあげたかった、辛さを一緒に受け止めてあげればよかった、

という気持ちからでした。

 

「あんたと話したってしょうがないんじゃない?」とか

「それって良い子演じたいだけなんじゃないの?」とか

 

そんな声が飛んでくるかもですが、

それでも、何かしらの力になってあげたかったんですね。

 

片思いだったとしても、自分の好きな子でしたから。

 

 

そして、この時の思いが、

「やらない善より、やる偽善」につながってきます。

 

この文脈だとちょっと意味違うんじゃね?

という実に真っ当な意見はちょっと隅に置いておいてください^^;

 

「やらない後悔より、やる失敗」

といっても良いかもしれません。

 

要するに、

他人の目を気にしたり、その後の事を心配する暇があるなら、

とりあえずやってみよう!まずは飛び込んでみよう!

と、こう思ったわけです。

 

きっとこういう事って、誰にでもあるんだと思います。

 

僕の場合は、一番印象に残っているのが初恋の相手だった、と。

 

この後悔は、たぶん一生忘れられないですし、

現に今でも、やるかやらないかで迷ったら、

当時の彼女の顔や、通学路が目に浮かびます。

 

そして、まずは行動しています。

 

 

ということで、僕のナイーブな過去と

ロックベル夫婦の名言をリンクさせたお話を書かせていただきました。

 

拙文にお付き合いいただき有難うございました。